絶対ライオンズ主義

どんなに弱くなっても他球団のファンにはなれないことに気付いてしまったライオンズファンのブログです

もっと自分でも考えようよ

〜伊東勤さん、殿堂入りおめでとうございます〜


現役時代の素晴らしい功績は今更振り返るまでもないのですが、


リーグ優勝14回

日本一8回

ベストナイン10回

ゴールデングラブ賞11回

最優秀バッテリー賞5回


最優秀バッテリー賞はもっと早く創設されていればもっと多く受賞していたでしょうし、もう凄すぎて・・・言葉は要らないですね。


尚、同一投手と同一捕手による3年連続最優秀バッテリー賞受賞は今でも伊東さんと西口さんのコンビだけ。


今後、流石に伊東さんの功績を超える捕手はライオンズから出てこないでしょうが、いつか伊東さんと西口さんのコンビに匹敵するような素晴らしいバッテリーがライオンズに出てきてくれたら・・・・・何とか僕が生きているうちに(笑





以下本題です。


ライオンズの伝統と言っていいのか分かりませんが、伊東勤選手というライオンズ黄金時代における不動の名捕手がいて、それをライオンズの2度の日本一に貢献した細川選手が引き継いで、そして今は伊東さんや細川選手程ではないものの炭谷捕手がいます。


それぞれの「引き継ぎ」の過程ではイロイロありましたが、正捕手には恵まれてきたのがこれまでのライオンズです。


それ故なのか、どうも配球は無条件に捕手任せにする投手が多いように思えます。


記憶では伊東さんの頃はまだ投手も結構首を振って自分の選択した球を投げる自己主張がありましたが、細川捕手辺りから捕手のサインに首を振る投手が少なくなったような印象があります。


石井一久投手がライオンズに加入した年に

「大事なことは全部細川君が教えてくれるから本当に楽」

と話していたのを覚えていますが、石井一久投手くらいの経験があれば捕手が出すサインの意味や背景を理解して投げるのでそれで何ら問題ないのですが、そこまで経験のない投手はただ単に先輩捕手の出したサインだからと、闇雲にサイン通りに投げるのでは成長がありません。


早くから球場入りして研究している捕手の姿を見ているから信頼して任せるようになるし、先輩投手が首を振らなければ後輩投手が首を振りにくい部分もあるのかもしれませんが、サインの意味を理解して投げるのと、捕手に求められたからただ投げるのでは投げる球の質が異なります。


単純にやれと言われた作業をするのと、その仕事の意味や目的、背景を理解して行うのでは出来栄えに差が出るのは当然。


極端ですが、小さい子供にテーブルを拭くように言うと一通りテーブルを拭くことは出来ますが、汚れは残ったままなのと話は同じです。


バッテリーは試合後に当然「あの時はこうだった」云々とコーチを交えて反省会はするのでしょうが、単に話を聞いて分かった感じになっても意味はなく、投手の側も自分の意見を出すからこそ、捕手がどうしてそのサインを出したのか考えるし意思疎通が出来るしサインの意味を理解できるようになるし、捕手も投手の考えが分かってそれをリードに活かせます。


それに捕手のサインに首を振って自分で投げたい球を投げればそこには、サイン通りに投げた時よりもずっと大きな責任が生まれます。


そういう覚悟を持って投げるくらいでないといけませんし、打たれたら「サイン通り投げました」と逃げ場を作るようでは成長がありませんし、それくらい覚悟を持って投げた後の反省会ならばより深い意味を持つ反省会になります。


今シーズンから森選手の捕手起用が増えるのはある意味では今までの捕手任せを改める良い機会かもしれません。


森選手の捕手としての経験は浅く、当然ながら炭谷選手と比較すれば相手打者のデータ量も味方投手のデータ量もそれを生かす選択肢の幅も大きく劣ることでしょう。


エースクラスの投手が森選手を育てるためにあえてサイン通り投げ、打たれて教えることはあるかもしれませんが(菊池投手にその余裕があるかはともかくとしてww)、そこまでのレベルではない投手は今後の自分の給料も出場機会も森選手のリードに左右されるわけで、サイン通りに投げる投げないに関係なく自分の投球に自分で責任を持つべくサインの意味、意図を考える必要が出てきます。


一足先にその部分が見られたのが前回のブログで取り上げた野上投手です。


野上投手は2016年シーズンの最終登板で森選手と組みました。


野上投手は立ち上がりからストレートを押して行き、相手打順の2回り目に入ると、「打たれるまではこのまま押していこう」とする森選手のサインにぶんぶん首を振ってフォークボールを主体とする変化球を多めに投げ、3回り目に入ると2回り目に印象付けた変化球のイメージを利用して再びストレートで押すピッチング。


珍しく野上投手の強い意図が見えた登板で、こんな傾向が2017年シーズンのライオンズ投手陣の中に少しでも広がっていって、皆より深いレベルでバッテリー間の意思疎通が図れるようになって欲しいと思うところです。


単に「投げた打った走ったやったー」も良いですが、個人的には試合を見ていてそういう部分が垣間見れることが凄く嬉しいです。