絶対ライオンズ主義

どんなに弱くなっても他球団のファンにはなれないことに気付いてしまったライオンズファンのブログです

日本ハムとライオンズの差

前回のブログで得失点差について触れてみましたが、今日もそれに関連した話です。
パリーグ上位2チームは昨日時点で、


2016年 得失点差
日 619得点 467失点 +152
ソ 637得点 472失点 +165


昨年の2015年はというと
ソ 651得点 491失点 +160
日 615得点 581失点 +34


これを見ると、得失点の観点からは決してソフトバンクが弱くなったわけではなく、日本ハムが急激に力をつけた(あるいは発揮した)ことがわかります。


ソフトバンクはイデホ選手が退団してシーズン途中で柳田選手が離脱したとは言え、昨年比較での得点力の減少は10点程度。しかもその分を投手陣がカバーしていて、ぶっちぎりで優勝した昨年と同水準の得失点差を確保しています。


まぁ貯金だって普通なら楽に優勝できる30を確保しているんですから、決して昨年比でチーム力が急激に落ちたわけでもありません。


つまり強いソフトバンクを、強いままのソフトバンクを日本ハムが倒したというわけです。(あぁ羨ましい)


ではその日本ハムについてです。
得失点差は昨年より118も増えています。
得点力は昨年とほぼ同程度なので、この差は失点を少なくしたこと、つまりは完全に投手力で稼いだことがわかります。


日本ハムの昨年と今年の投手成績比較


先発投手陣防御率と投球回数
2015年 3.86 824回
2016年 3.25 849回


リリーフ投手陣防御率と投球回数
2015年 3.19 452回 
2016年 2.67 434回


先発もリリーフもどちらも大幅に改善していますね。
じゃないと到底昨年より100点以上も失点を減らすなんてできません。


昨年比較で先発投手陣の御率で0.6以上も改善し、その優秀さ故に25イニングも多く投げてリリーフの負担を減らしたことで、そのリリーフ投手陣の防御率も改善・・・なんて構図が見えてきます。



各シーズンの投球イニング上位で先発投手を並べると
(投手名 防御率 先発投手としての投球回数)


2015
①大谷       2.24 160回 
②吉川            3.89 159回 
③メンドーサ    3.51 146回 
④有原                 4.79 103回 
⑤上沢                 4.18 75回
⑥中村       4.53 45回
⑦浦野       4.76 34回
⑧斎藤       5.50 36回
その他            66回
 合計           824回



要約すると
防御率2点台 160回
防御率3点台半ばから4点台前半 380回
防御率5点台前後 218イニング回
捨て駒任せ 66回


2015年は防御率2点台の投手が①の大谷投手しかおらず、大谷投手が投げた先発投手が負担した全投球回数824回の2割にも満たない160イニングだけしか防御率2点台で抑えられませんでした。


これにより、主としてイニングを稼いだのが②③⑤の防御率3点台半ばから4点台前半の投手層となって、ここが380イニング。しかしこれでも大谷投手と合わせて540イニングにしかならず。


結果的に残りの284イニングは、④⑥⑦⑧の防御率5点前後の投手に218イニングを投げてもらわざるを得ず、更に言葉が悪いですがその他の捨て駒的なイニングが66イニングに上った形になりました。




2016
①有原     2.94 156回
②大谷     1.88 139回
③メンドーサ  4.03 127回
④吉川     4.13 103回
⑤高梨     2.54 85回
⑥バース    4.76 75回
⑦加藤     3.86 77回
⑧増井     1.10 57回
その他          30回
 合計         849回


要約すると
防御率1点台 196回
防御率2点台 241回
防御率3点台半ばから4点台前半 307回
防御率5点台前後 75回
捨て駒任せ 30回


しかし2016年はなんと防御率1点台が②⑧の2人、そして防御率2点台が①⑤の2人と、この4人でトータル437イニングを投げ、先発投手が負担した全インニングの5割以上を稼ぎました。
まさに飛躍的な改善。


これにより2015年は380イニング投げた防御率3点台半ばから4点台前半の投手の負担が③④⑦の307イニングと70イニング以上減り、更に防御率5点前後にあたる投手のが⑥だけになってここの負担が75イニングと、2015年の約1/3に。
捨て駒任せのイニングも半分以下の30イニング。


ひらたく言ってしまえば能力の低い投手に任せなければならないイニングを大幅に減らすことに成功したことで、失点を前年比で114点も減らすことに成功し、打力に変化はなくとも優勝を勝ち取ったことになります。




これを可能にしたのは何か?
2015年と2016年の先発投手陣の顔ぶれを比較すると、これを可能にしたのがまず若手の台頭であることがわかります。


それの筆頭が有原投手であり、今年は2015年比較で50イニング以上多く投げてチームの最多の投球イニングとなったばかりでなく、防御率を1.85も改善して防御率2点台の投手となりました。
2014年のドラフト1位が2年目で着実に成長して花開いたわけです。


次に2015年には名前すら出てこなかった高梨投手と加藤投手の貢献度も非常に高く、この2人が防御率5点台の斎藤投手あたりから登板機会を奪って活躍したことが失点の減少に大きく寄与しました。


高梨投手は2013年ドラフト4位、加藤投手は2015年のドラフト2位。
育成上手な日本ハムの真骨頂であるといえそうです。


そして見逃せないのが、増井投手の存在です。
クローザーとしての不調により8月から先発に配置転換すると、夏場以降のチームが一番苦しい時期に防御率1.10で貯金6つを稼ぐ救世主となりました。


配置転換を決断した首脳陣はもちろん称えられるところですが、その配置転換を可能にしたのが新クローザーとなったマーティン投手の存在です。


リリーフ投手陣の昨年比較まではここに載せませんが、昨年との違いで大きなところは防御率1.07でシーズン途中から増井投手の代役としてクローザーになり21セーブを挙げたマーティン投手と、もともと先発だったものの期待したほどの結果ではなく(上記参照)、途中から中継ぎ転換したら28イニング防御率0.64と大変身したバース投手の2人。


言ってしまえば外国人投手があたった。



・・・ストレートが140キロ出ない先発投手を2年連続つれてきては失敗して中継ぎにもできなかったどこかの球団と、安定してストレートが150キロ以上でる投手を連れてきて、先発がだめでも中継ぎで活かした日本ハム・・・


ヒントがここにありそうですが・・・




と、言うことで長々と書いてきましたが、
日本ハムが決して急激に力を落としたわけではないソフトバンクを倒して優勝した要因は、


①若手投手の台頭
②外国人投手の成功
③適切な配置転換


の3つといえそうです。


ではこれに対してライオンズはどうだったかというと・・・




えー・・・かなり長くなってきたので続きはまた次回に(汗